ここまでで、家計管理の目的を決めて、そのための準備として『資産』『負債』『純資産』を把握してきました。
準備編としては今回で最後です。
今回は収入と支出を把握する。です。
まずは収入を見ていきます。
収入と言うとなにが浮かぶでしょうか。
1.給料、労働所得
2.事業収入
3.利息収入
4.賃貸収入
5.キャピタルゲイン
6.配当収入
7.ライセンス、ロイヤリティ収入
など
所得としては
1.利子所得 2.配当所得 3.不動産所得 4.事業所得 5.給与所得 6.退職所得
7.配当所得 8.山林所得 9.一時所得 10.雑所得
の10種類に分けられます。
収入と所得の違いとしては、収入は自分の手元に入ってくるお金のことを総じて指すため、金銭以外の現物支給、現物給与なども含まれます。
所得は収入から引いた金額のことを指します。
収入―経費=所得
控除、経費に算入できるものを増やす。最終的な手残りを増やすなども重要ではありますが、今回は収入と支出を把握することがメインなのでここまでとします。
今回の家計管理でまずやることは、実際に手元に入ってきた金額を足し合わせることです。
例えば
給料30万円+利子配当5千円+副業1万円=315,000円
みたいな感じです。
ですから、給料も配当もその他も各種控除後の手取り額を足してみます。
そして次は支出です。
実際に自身や家計として月にいくら使っているか把握されているでしょうか。
何とかなっていると思っていたが想定より赤字の月が多く、実際はボーナスで穴埋めしていて貯蓄は全くできていない・・。
こんなことも多いのではないでしょうか。
慌てて家計簿つけ始めたけど書くのがめんどくさくなって三日坊主。
また上記に戻って繰り返し・・。
我が家はこの状態でした。
家計簿のつけ方などは色々なノウハウが出ているので、自身にあったものを見つけるのがいいと思います、
家計管理としては
①現状毎月いくら使っているのか
②最低限いくらあれば生活できるのか
この2つを把握することが大事です。
②については家計管理の目的を達成するためには非常に重要なことなのですが、今回は収入と支出の現状を把握するということなので①については書いていきます。
①については、今月いくら使ったのかを把握します。
単純に、口座の残高、財布の中からいくら減ったのかでいいと思います。
例えば
口座から30万円、財布から3万円減っていたとします。
この場合の支出は33万円
上記の例だと、収入が31.5万円でしたから
31.5万円-33万円=1.5万円の赤字
となります。
細かくつけて抜け漏れがあったり、途中で嫌になるぐらいなら、まずはそれぐらい単純にして把握することに努めた方がいいです。
収入と支出が把握できれば、現状の生活でいくら黒字なのか赤字なのかが分かります。
それと現在の資産を合わせると、目的が達成できるのかそうでないのかもわかります。
そうすれば、達成のためにどうすればいいのか考えることが出来ます。
ここについてはまた別記事で書いていこうと思います。
まとめ
①今月実際に手元に入ってきた金額を足し合わせる
②今月、口座の残高、財布の中からいくら減ったのかを足し合わせる
③収入-支出の金額を計算する。(①-②=いくら?)